高鍋ロータリークラブ
関  正 夫 77才

「○○と煙は高いところにのぼる」と昔からよく言われます。少し褒めるとすぐ得意になって高いところに登るからだそうです。と前置きをしておいて・・・

親がくれた誕生日は1935年09月17日これが第1誕生日です。

話は趣味の世界のことですが、これが命がけとなると話は別です。子供の頃からまじめな飛行機気狂いで、それが成人しても治まらず、機会があれば熱気球、グライダー、ジャイロコプター、などと高いところを飛ぶものに飛び乗ってきました。実機の軽飛行機(富士重工のエアロスバル陸上単発機FH20)に出会ったのが運のつき、35年前の若き頃のことです。

しばらく飛行機操縦訓練に通い続けてきたある日、それは突然やってきました。

鹿児島市上空を訓練飛行中、教官から命じられました【これから一旦空港に着陸して単独飛行に出なさい】の声。 しばらく沈黙したと思いますがここまできたらいつやる、(今でしょう)と言わんばかりに単独飛行を決意、教官を地上に降ろして再度鹿児島空港滑走路へ出ました。

Kagoshima tower this is JA3491 ready for take-off
first solo flight over

(tower) RW34 wind
330 degrees at 11 knot cleared for take-off and goodluck

離陸許可が出たのでスロットルをいっぱい奥まで入れて離陸しました(ここからが良いところだが長くなるので中略)約30分飛行して鹿児島空港RW34に無事着陸、命がけの初飛行は興奮と緊張の連続で決着しました。見守ってくれた皆さんに手荒い祝福をされ、関PILOTの誕生の瞬間でした。昭和54年2月11日(建国記念日)のことでした。同好の士の間では初単独飛行の成功日を”第2の誕生日“と呼んでいます。

・・・高いところが大好きな(若い頃)私はやはり○○なのでしょうか・・・

まだ単独飛行の興奮冷めやらぬ4日後の昭和54年(1979)2月15日に高鍋ロータリークラブに入会させていただきました。